開発された機能の7割は利用されない!?開発速度を3倍にする方法とは?
こんにちは!CodeClub965のKです!
タイトルを見て、どう思われたでしょうか?
「開発速度を3倍になんてできるはずがない!」と思われたかもしれません。
しかし、方法はあるのです。
今回は、開発速度を3倍にする方法について書いていきます。
開発された機能の7割は利用されない
開発された機能の7割は利用されないと言われています。
急に何の話しかと思われるかもしれませんが、まずはこの事実をしっかりと認識することが重要です。
あなたが使っているシステムを何か1つ思い浮かべて見て下さい。
メインで使っている機能はそのシステムのほんの一部で、使ったことがないような機能もたくさんあるのでは無いでしょうか。
なぜ7割もの使われない機能を開発してしまうのか
システムをリリースする前に、機能の検討をやり過ぎるからです。
システムをリリースする前から
「あんな機能もあった方が良い」
「こんな機能もあれば便利なはず」
といったように、どんどん妄想を膨らませて、機能を追加してしまうためです。
そういうふうに検討された機能の7割は実際には利用されないままになるのです。
開発速度を3倍にするにはどうすれば良いか
感の良い方はもう察したかもしれません。
開発速度を3倍にするためにはどうすれば良いかと言うと、どうせ使われない7割の機能を開発しなければ良いのです。
7割の機能を開発しなければ、開発する必要のある機能は3割になるので、結果として開発にかかる時間も3割になります。
全ての機能を開発する時と比べると3倍の速さで開発を完了させることができます。
どのようにして無駄な機能の開発を避けるか
では、どうすれば無駄な機能の開発を避けることができるでしょうか?
提供するサービスのコアとなる価値を考えて、
その価値を届けるために必要な最低限度の機能は何か、を考えると良いです。
プラスαとなる、便利機能などは思い付いても、まずは提供を我慢しましょう。
便利機能はどんどん思い付いてしまうと思うので、「我慢」と言う表現がぴったりです。
価値を提供するための必要最低限の機能のことをMVPと言います。
Minimum Viable Product(最小限の価値ある商品)の略です。
まずは、MVPの形でプロダクトを世に届けましょう。
これが価値あるものであれば、多少の機能が不足していても、ユーザーは使ってくれるはずです。
その後、使ってくれるユーザーがいれば、そのユーザーからプロダクトのフィードバックを得ましょう。
「こんな機能が欲しい」とユーザーから言われれば、その機能の必要性は妄想ではなくなります。
機能を提供すれば、ユーザーから確実に利用されます。
必要性を妄想してしまった、「7割の利用されない機能」にはなりません。
このような形で開発を進めることで、本当にユーザーから望まれる機能のみを開発することができます。
最後に
最後に今回の内容を整理します。
・開発した機能の7割は利用されない ・7割の不要な機能の開発を避けることで3倍速でシステム開発ができる ・不要な機能の開発を避けるにはMVPの考え方をする ・MVPリリース後に、本当に必要な機能を追加開発していく
この開発の進め方によって、3倍速で開発ができるようになるのです。
それでは、また!