【WordPress】SESサービスを利用したWP Mail SMTPの設定方法
こんにちは!CODE CLUB965のKです!
今回は、メールを送信する方法としてプラグインの「WP Mail SMTP」とAWSのSESサービスを使ったメール機能の実装方法について解説しようと思います。
準備しておくこと
諸々の設定を始める前に以下については準備しておいて下さい。
・WordPress環境に、「WP Mail SMTP」プラグインがインストールされていること(有効化しておく)
・AWSアカウントおよびIAMユーザー(IAMを作成する権限が付いている)が作成されていること
まずはSES側を設定する
初めにSES側の設定を行いましょう。
SESはあらかじめ登録した宛先にのみメールを送信することができます。
そのため事前にメールアドレスの検証を行う必要があります。
まずはAWSにログインし、SESのコンソールを開きます。(リージョンは任意で)
メールアドレスを検証するには、コンソールサイドメニューの「Email Addresses」 → 「Verify a New Email Address」を押して下さい。
メールアドレスを入力するダイアログが表示されるので入力して「Verify This Email Address」を押します。
検証するメールアドレス宛に確認メールが送られるので、メールに記載されているURLをクリックします。
問題なければ、SESのコンソールに表示されているメールアドレスのステータスが「verified」になります。
メールアドレスの検証は以上で完了です。
SMTP 認証情報を取得する
メールアドレスの検証が完了したら次にSMTP認証情報を取得します。
これは、SESを使ってメールを送信するため、SMTPにアクセスするための認証情報となります。
コンソールサイドメニューの「SMTP Settings」から、「Create My SMTP Credentials」をクリックします。
ここの画面で出てくる「Sever Name」や「Port」番号は後々必要な情報になります。
SMTPの認証を利用するためのユーザーの名前を入力する画面が表示されるので入力します。
ちなみにデフォルト値でも問題ありません。
入力したら「作成」ボタンをクリックします。
作成ボタンをクリックすると次の画面でSMTPの認証で利用する時に必要な「ユーザー名」と「パスワード」が表示されますのでメモしておきます。
これでSES側の設定は完了です。
WP Mail SMTPを設定する
次にWordPress側の設定になります。
インストールし有効化している「WP Mail SMTP」の設定画面を開きます。
まずはSESで検証したメールアドレスを「送信元メールアドレス」に入力します。
フォーム名は適当なものを入力して下さい。
次に「メーラー」を選択しますが、今回は「その他のSMTP」を選択します。
あとは、先程の手順で用意しているSMTP認証情報を入力していきます。
SMTPホスト名、暗号化(TLSを選択)、ポート番号、SMTPのユーザー名とパスワードを入力します。
入力が完了したら「設定を保存」をクリックして完了です!
確認はテストメールの機能を利用する
設定が完了したら、メールを送信できるかテストメールを送信して確認します。
SESで事前に検証したメールアドレスに対してテストメールを送信することができます。
テストメールが届けば無事に設定完了となります。
最後に
今回は、SESサービスを利用したWP Mail SMTPの設定方法について解説しました。
コストをかけずにメール機能を実装できるのでいいですね!
ぜひメール機能を実装する際は参考にして下さい。
それでは、また!
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