【モダンアジャイル】 「アジャイルソフトウェア開発宣言」のその先(2)

こんにちは!CODE CLUB965のKです!

前回の記事でモダンアジャイルの考え方について書きました。

4項目のうち、2項目について解説ができたので、今回は残りの2項目について解説したいと思います。

3. 高速に実験&学習する
4. 継続的に価値を届ける

についてです。

3. 高速に実験&学習する

これは、「安全を必須条件にする」と密接に関係があります。

失敗を恐れずにどんどん実験をして、その実験結果から学ぶことの重要性を主張しています。

もしも「心理的安全性」が担保されておらず、失敗が全く許されないとすると、高速に実験などできません。

事前調査を徹底的に行って、失敗可能性を限りなくゼロにしてからでないと着手ができないような環境では、学習スピードはどうしても遅くなってしまい、そんな環境では良いサービス・プロダクトは作れません。

AmazonはFire Phoneで大きな失敗をしましたが、そのことに関してCEOのJeff Bezosは「これからもっと大きな失敗をするよ。楽しみにしていて。」と言ったそうです。

失敗を咎めず、失敗から学んだことを活かす文化がAmazonにはあるのです。
だからこそ、大きな成功を収めることができているのでしょう。

4. 継続的に価値を届ける

文言だけ見ると当たり前に思えるかもしれませんが、4つの原則のうちの1つとしてわざわざ記載されている意味について考えさせられます。

「継続的」「価値」を届けることが重要であり、

単にたくさんの「機能」を提供していたり、

中長期的な視点でのみリリース計画を立てる考え方については再考が必要です。

この4つ目は「高速に実験&学習する」とも関連しています。

長期の計画・開発によりたくさんの機能が搭載されてシステムで、全く使いものにならないシステムがいかに多いことか。
短いスパンでどんどん価値を提供して、時には失敗もあるかもしれませんがユーザーからのフィードバックを得ながら、システムを良いものにしていく、そんなプロセスをこの原則はオススメしているのです。

最後に

前回と今回で、モダンアジャイルの考え方を紹介しました。
学習を終えて、サービス開発を始める時にはぜひこの記事を思い出してみて下さい!

それでは、また!

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