WordPressのメリットとデメリット【Web制作はCMSを使うべき?】
こんにちは!CodeClub965のKです!
WordPressで構築されているサイトはよく目にしますが、技術力のあるエンジニアで「Wordpressですかw」というリアクションをする人は少なくないです。
では、Wordpressでサイトを構築することは良くないことなのでしょうか?
ダサいことなのでしょうか?
今回はそんなWordPressについて少しお話ししたいと思います。
WordPressとは?
WordPressとは、簡単に言えば、オープンソースのプログラムソフトウェアのこと。
PHPで開発されており、データベース管理システムとして、MySQLを使用している。
サイト構築用のソフトウェア
ひと昔前なら、HTML、CSS等の専門知識がないとホームページやブログは公開できませんでした。
しかし、自分でWebサイトの構築や更新等を簡単に「ダッシュボード」を使って管理ができるようになりました。
世界的に圧倒的なシェアを誇る
Webサイト全体の38.5%がWordPressで構成されています。
更に、CMS(コンテンツマネジメントシステム)というコンテンツ管理システムが2005年より一般的に普及したことで、全体のシェアの63.6%に達しています。
つまり、CMSの市場では、有名なShopifyを上回り、世界シェアナンバーワンの損じあになりました。
WordPressの種類
WordPressには、2つの種類があります。
- WordPress.com
- WordPress.org
以下に違いをまとめました。
WordPress.com | 簡単に言えば、ブログサービスです。 アカウントを作成するだけで、簡単にWebサイトを公開することが可能。 Webサーバーに関する知識が不要で、最初の立ち上げがとても簡単。 プラグイン機能やサイトテーマなどに制約があるのデメリット |
WordPress.org | 一般的に言われるCMSとしての「WordPress」 プラグイン機能やサイトテーマの使用制限がないのがメリット カスタマイズが可能 Webサーバーの用意やセキュリティ対策は自分で設定が必要になります |
WordPressはサイト制作の有力な手段になる
結論から言うと、Wordpressはサイト制作の有力な手段になります!
なぜかと言うと、テンプレートを選んで、必要なプラグインを入れていくだけで非常に簡単にサイト制作ができるためです。
簡単にサイト構築ができるWordpressは馬鹿にできるものではなく、メリット・デメリットを知ったうえで、サイト制作の手段の一つとして考えるべきです。
フルスクラッチでサイト制作をするとどうしても開発コストは高くついてしまいます。
しかし、Wordpressを使って低コストで制作ができる手段を持っておくことで、お客様への提案の幅が広がります。
WordPressのメリットとデメリット
それではWordpressのメリットとデメリットを紹介したうえで、使うべきシーンと使うべきではないシーンを整理します。
メリット
- 無料で利用可能
- 初心者でも簡単にサイト作成が可能
- テーマの選択でデザインの幅も広がる
- ブログやアフィリエイトに向いている
- 豊富なデザインテーマがある
- 豊富なプラグインで拡張性が高い
- 世界中に開発者や利用者が存在する
- 更新頻度が高い
- 情報が集めやすい
- 独自ドメインを利用できる
- SEOに有利な設計になっている(テーマによる)
- Google内部の専門家も認めている
デメリット
- 個別サポート体制が存在しない
- 自分で問題を解決するしかない
- 問題の特定と解決方法を探すスキルが求められる
- ハッカーの標的になりやすい
- エラーが発生しやすい
デメリットの1はイメージつきますか?
WordPressを使ってサイトを制作すると、細かなカスタマイズをしていくのが難しくなります。
デザイン面であれば、まだcssをカスタマイズすることである程度は対応が可能ですが、機能面のカスタマイズは難易度が高いです。
基本プラグインを使って機能を実現していきますが、プラグインで提供されていないカスタマイズは対応ができないためです。
こうした時にも、サポートがありませんので、自分で問題を解決するしかありません。
おすすめの人とおすすめできない人
上記のメリットとデメリットを踏まえたうえでWordpressを使うべきシーンと使うべきでないシーンを整理しましょう!
使うべきシーン
これは、予算と期間が限られており、細かなデザインや機能にこだわらない場合です。
まさにWordpressがぴったりなシーンです。
WordPressという手段を持っていないと、こういう案件では「その予算と期間ではできません!」としか言えなくなってしまいます。
使うべきでないシーン
使うべきシーンの逆になりますが、デザインや機能にこだわりがある場合です。
「先にしっかりと要件を握って、それが実現できるか調査してから、Wordpressで対応すれば良いんじゃない?」という方がいるかもしれません。
良い指摘ですね!
ただ、こだわりがある案件の場合、開発していく中で「やっぱりここは、こうしたい」が出る可能性が非常に高いです。
システム開発とはそういうものだと思っておいた方が良いです。
仮にそうなった時に、Wordpressで対応ができない場合はまさに悲劇です。
その機能を諦めてもらうか、どうしても諦められないのであれば、Wordpressをやめて開発をやり直す必要があります。
(そもそも、機能を諦められるのであれば、「こだわりがない場合」に該当することになりますね)
機能やデザインにこだわりがある案件であれば、拡張性を見越してWordpressを選択しない方が安全でしょう。
それでも事情があってWordpressを選択するのであれば、拡張性の低さを事前に説明しておくべきです。
最後に
WordPressはサイト制作において非常に有効な手段です。
WordPressの利用が適しているかを検討したうえで、適しているのであれば利用していきましょう!
企業のホームページを用意する際、無料サービスなら費用も掛からないという考え方もあります。
しかし、更新はできてもseo(検索エンジン最適化)については、知識がないとなかなか細かい設定ができないことが多いです。
ワードプレスは、コーポレートサイトとしても利用可能なプログラムです。
少しでも社内で更新作業を対応できる方法を模索しているなら、検討する価値があると思います。
将来的には画面上だけでなく、HTMLをはじめとするwebの知識を一人でも多くでも他のスタッフにもできるようにしたい。
こんな悩みがあれば、ぜひCODE CLUB965の個人スキル向上のサービスにもご相談ください。
デメリットの2の「セキュリティの脆弱性を攻撃されるリスクがある」については次回の記事で説明したいと思いますが、こうしたことにも注意して内製化できる環境にするサポートをさせていただきます。
それでは、また!
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