【プログラミング学習】振返り手法「KPT分析」とは?
こんにちは!CodeClub965のKです!
今回は技術的な話ではなく、「振返り」について書こうと思います。
みなさん、「振返り」はやっていますか?
これまでほとんどやったことがないのであれば、学習や仕事の区切りのタイミングで是非やってみて下さい。
成長していくためにも、非常に重要なことです。
「振返り」とは?
「振返り」とは、一定期間の行動を見つめ直して改善点などを洗い出し、次回の行動に活かすことです。
プログラミングにフレームワークがあるように、「振返り」にもいくつかのフレームワークがあります。
オリジナルの手法で「振返り」を行っても良いのですが、せっかくなのでフレームワークを使って効率的に振返りを実施しましょう。
振返り手法の1つKPT分析
KPT分析を聞いたことがあるでしょうか?
振返り手法の1つです。
KPTとは、
・Keep
・Problem
・Try
の略です。
一定期間の行動について、Keep、Problem、Tryの3つの観点で振返りを行います。
3つの観点で項目を列挙して、最終的なアウトプットは以下のようなイメージになります。
KPT分析の進め方について説明します。
1. Keepの洗い出し
まずは、Keepの洗い出しを行います。
Keepとは「良かったことで、次回も継続したいこと」です。
例えば、プロジェクトの振返りであれば、以下のようなことが挙がるかと思います。
「しっかりコードレビューを実施して、コードの品質が保てた」
「朝会で日々、進捗の確認ができた」
「新しい技術にチャレンジをして、納期短縮になった」
Keepを洗い出すことの目的は、良かった点をしっかりと認識して、次回以降も継続できるようにすることです。
無意識のうちに良いことをやっていることもあり、それが継続されなくなってしまうと勿体ないので、しっかりと文字に起こして継続できるようにします。
ちなみに、最初にKeepの洗い出しをするのは、まず良かった点を振り返って、気分を上げるためです!
2. Problemの洗い出し
続いて、Problemの洗い出しをします。
Problemとは「問題だったこと、良くなかったこと」です。
例えば、以下のようなことが挙がるかと思います。
「残業が多くなってしまった」
「本番環境で致命的なバグが出てしまった」
「打ち合わせが伸びることが多かった」
ここで大切なのは、「解決策や原因までは考えない」ことです。
シンプルに、良くなかったと思われることをどんどん挙げていきましょう!
3. Tryの検討
最後にTryを検討します。
Tryとは、「今後意識的に取り組むこと」です。
まずは、Problemの解決策となるTryを考えます。
例えば、
【Problem】打ち合わせが伸びることが多かった
↓
【Try】事前に必ずアジェンダを用意するようにする
といった形です。
挙げられた全てのProblemに対して、何らかのTryが挙げられると理想です。
続いて、Problemとは関係の無いTryを考えます。
自由な発想で「チャレンジしてみたいこと」を考えます。
このような形で、一定期間の行動について、振返りを実施して、「Keep」「Problem」「Try」の3つの観点で整理をします。
最後に
今回紹介したような手法で整理をすることで、良かったことは継続され、問題点は解決ができ、新たなチャレンジもできるようになります。
勉強や仕事に区切りが付いたタイミングがあれば、是非やってみて下さい。
それでは、また!